家電製品協会 認定センター 資格制度の狙いと制度概要

社会環境と役割

新しい時代のニーズに応える人材育成を目指しています

 大量生産・大量消費・大量廃棄社会を見直し、有限である地球資源の有効活用と地球環境の保全・省エネルギー対策が、非常に重要な社会的課題になっています。
 そのためには、身の回りの製品を使い捨てにせず、手入れしながら長い期間使うことが大切になりますので、製品の「メンテナンス体制の充実」は、益々その重要性を増しています。

 また、家電製品はデジタル化、ネットワーク化などと言われるように、それぞれの単品使用からパソコンと連動したり、ネットワークでつながれたりしたものに変わっています。
 これらの製品を上手に使いこなし、各種の技術的なトラブルを適切に解決できる、ハードウェアとソフトウェア両面にまたがる知識と技術の普及が大きな課題です。

  これらの社会的ニーズに応えられる人材を育成・確保することを目的に、次の2区分の資格を設けています。
家電製品エンジニア
家電製品アドバイザー
新資格制度を取り巻く社会環境と役割

資格内容

このような資格です

家電製品エンジニア
家電製品関連などの業務で、製品の設置・接続・セットアップ、ソフトトラブルのリカバリー、故障の修理、その他不具合症状の解消等に従事する方を対象とした資格です。

ハードウェアだけでなくソフトウェアに起因する不具合の解決も含めた、総合的なソリューションを行うための知識・技能を問うもので、期待するレベルは次のようになっています。
  1. 各種家電製品の基礎理論と動作原理を理解している。
  2. 不具合の原因を各種要因に切り分けることができる。
  3. 論理的で合理性のある診断と処置の方法を理解し、実行できる。
  4. 必要な治工具・測定器を使うことができる。
  5. 安全点検の知識があり、実行できる。
  6. 電気安全に関する知識及び関連する法規の知識があり、適切な運用ができる。
  7. 家電製品の安全で上手な使い方等について適切な技術的支援を与えることができる。
家電製品アドバイザー
流通関係の販売・営業系業務に従事する方及び消費者からの各種相談を受ける業務に従事する方を主な対象とした資格です。

消費者の商品選択、使用方法、不具合発生、廃棄等へのアドバイスを適切に行うための知識・技能を問うもので、期待するレベルは次のようになっています。
  1. 販売実務知識、接客マナー及びコミュニケーション力を持っている。
  2. 対象品目の基本動作原理、仕組み、上手な使い方、安全な使い方、禁止事項などに関する知識があり、分かり易く説明できる。
  3. 設置・接続・セットアップ、調整等に関する基礎的な技術知識及びソフト業務知識があり、適切なアドバイスができる。
  4. 不具合発生時の一次対応ができる。 また、故障と間違われ易い事象について、製品故障か使用方法の不適切か、ある程度の切り分けができる。
  5. 電気安全に関する基礎知識及び関連する法規の基礎知識があり、適切な運用ができる。
  6. 家電リサイクル法、容器包装リサイクル法の主旨と廃家電受付業務処理手順を理解し、実践できる。

資格の種類

資格の種類はこうなっています

アドバイザー・エンジニアともに資格は「AV情報家電※1」と「生活家電※2」の2種類あります。

※1 「AV情報家電」:テレビ・DVD/HDDレコーダー・メモリーオーディオ・ビデオカメラ・デジタルカメラ・パソコンなどの映像・音響・情報通信関連の製品
※2 「生活家電」 :エアコン・冷蔵庫・洗濯機・電子レンジ・IHジャー炊飯器などの製品
詳しくは、別紙「審査基準」をご覧下さい。

「総合エンジニア」「総合アドバイザー」資格
下記@かAに該当する場合、「総合エンジニア」または「総合アドバイザー」資格が取得できます。
@AV情報家電と生活家電両方の試験に、同時に合格した場合。
Aいずれか一方の資格を先に取得し、その後にもう一方の資格を取得した方で、資格の有効期限を、先に取得した方に揃えることを了承された場合。