環境配慮設計とは、調達−製造−製品輸送−使用−収集・運搬−リサイクル処理−処分の製品のライフサイクル全般の環境負荷低減を目的に、製品の企画・設計段階で、
@ 天然資源の使用量削減
A 再資源利用の可能性向上
B エネルギー消費の削減
C 環境負荷物質の使用制限・禁止
D 廃棄物の発生抑制
などに向けた工夫・配慮を組み込んで、企画・設計することです。
また、製品アセスメントとは製品の設計段階で実施する環境配慮設計による環境負荷低減の内容を確認(チェック)し、その改善度を評価する手法で、この評価を実施することにより、製品の生産・使用・再資源化など各段階の改善を行って環境負荷の低減を図ることができます。
当協会では、環境配慮設計の重要性を20年以上前に認識し、1991年10月に他業界に先駆けて「家電製品 製品アセスメントマニュアル」を発行しています。その後、90年代後半から製品に関わる法制化の動きの活発化や環境意識の醸成に伴い、適宜アセスメント内容を見直し強化しています。
海外でも製品の環境に関わる法制化がこの間に急速に進んできています。特に化学物質に関しては、欧州RoHS指令により、2006年7月1日から特定の化学物質(6物質)の使用が原則禁止となり、日本でも「資源有効利用促進法」の改正省令により、2006年7月1日から物質の含有表示が義務付けられています。さらに、2009年にはIEC(国際電気標準会議)からIEC62430(電気・電子製品の環境配慮設計の国際規格)が発行され、日本では技術的内容及び構成を変更することなくJIS C 9910:2011「電気・電子製品の環境配慮設計」として制定されています。
このような国内外で進展している製品に関わる法規則や規格の内容の更新、またURL情報の記載により新しく更新される情報にも対応できるよう、この度「家電製品 製品アセスメントマニュアル 第5版」を発行しました。当協会及び会員会社は、環境に配慮したよりよい製品づくりを目指して、同マニュアルの活用等による製品アセスメントに積極的に取り組んでいます。