看板特集
Signboard
家電製品協会では、2009年より、全国の申請自治体を対象に、特定廃家電の不法投棄未然防止事業協力を実施しています。
その実績をもとに、自治体からのお問い合わせや導入実績の多い「看板」について特集記事をお届けします。
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看板導入の状況
2022~24年の事業協力申請自治体の66.6%の自治体が看板を導入しています。
看板は、不法投棄の未然防止対策として、最もスタンダードな方法です。
安価に大量設置することが可能で、かつ視覚効果も高いことが最大のメリットです。
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データで振り返る事業協力における看板
2024年に実施した不法投棄未然防止事業協力の実績報告書をベースに、各自治体がどのように看板を導入・活用しているかをグラフにまとめました。
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看板の分類
看板の種類と用途
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自治体活用事例 サムネイルはクリックで拡大表示します |
特徴・説明 | 1枚あたりの制作単価、 制作枚数 |
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| 反射板 タイプ |
光る反射板素材を使った看板は、不法投棄を試みる者への警告(未然防止)効果が見込まれます |
制作単価は、2,000円~4,000円台が最も多くなっています。 枚数としては、年間で約30枚の制作が最も多くなっています。 |
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| 外国語表記 | その地域に住む外国人に合わせ、外国語での警告看板を制作し設置している自治体があります。 | ||
| 設置場所 | 過去に不法投棄が多発している地点への設置が行われています。 | ||
| 地域住民へ の貸し出し |
不法投棄に苦慮する地域住民(自治会)に対して、自治体より看板の貸し出しを行っています。 | ||
| 監視カメラ の併設 |
監視カメラと看板をセットで設置することで、不法投棄の抑止力(未然防止効果)が期待できます。 |
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看板設置のトピックス
ここでは、看板設置のおすすめトピックスをご紹介します。
①正しい処分方法を伝える(QRコードを追加)
大阪府堺市が設置した看板は、「不法投棄の禁止」だけでなく、正しい処分方法を伝える「QRコードを掲載」することで、どう処分したらよいか分からない人への啓発を行うことで、不法投棄を未然に防止する効果に繋がっています。
詳しくは、「大阪府堺市の事例紹介はこちら」よりご覧になれます。
②外国語表記(ポルトガル語、スペイン語)
外国人による不法投棄対策として、外国語表記の看板を作成している自治体があります
その地域の実情に即した最適な言語を選んで、外国語看板を作成・設置することで不法投棄を防止しています
詳しくは、「三重県鈴鹿市の事例紹介はこちら」よりご覧になれます。
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看板まとめ
各自治体の状況や課題に応じて最適なメッセージを選んで表示することが、看板の効果を高め、不法投棄防止に役立つものと考えます。
また、看板まわりをきれいにすることも重要です。雑草で看板が見えなかったり汚れていたりすると逆効果になってしまいます。「不法投棄禁止」を伝えることが重要です。
導入事例は、以下の「看板の自治体活動事例ページ」に掲載しております。
2025.10.23作成
