一般財団法人 家電製品協会

家電製品を安全にお使いいただくために

家電製品の選び方
(暮らしに合わせて選ぶ)

私たちの生活は、多くの家電製品に支えられています。家電製品を選択する際は、大きさや機能、操作性などの仕様を確認するとともに、家族の人数、年齢、性別、ライフスタイルなどを念頭に置き、使う人の意見を考慮して選択することが大切です。
また、長く使う家電製品であれば、将来のライフスタイルの変化も考えて選びましょう。

私たちの生活は、多くの家電製品に支えられています。家電製品を選択する際は、大きさや機能、操作性などの仕様を確認するとともに、家族の人数、年齢、性別、ライフスタイルなどを念頭に置き、使う人の意見を考慮して選択することが大切です。
また、長く使う家電製品であれば、将来のライフスタイルの変化も考えて選びましょう。

購入検討時にチェックしておくこと

メーカーホームページやカタログ、店頭展示品などを調べ、デザインやどのような機能が必要かを検討します。特に各社のホームページは、「動画を使っての商品のわかりやすい紹介」をしていたり、「よくある質問」を掲載していますので、チェックしてみましょう。
また、購入を予定している販売店やメーカーのお客様相談窓口などに相談するのもよいでしょう。
家電製品選択の際は、下記の項目をチェックしてください。

機能・性能

単機能製品か、複合機能製品か、手動操作の多い製品か、あらかじめ用意されたメニューによる自動化が進んだ製品か等、使用目的や使い勝手、性能、処理能力などを考慮して決めます。また、高齢者や障がいのある人にも使いやすいユニバーサルデザインを取り入れた家電製品も増えています。個人で使うものか、家族共用のものか、長く使うものであれば、加齢による能力の変化も考慮しながら選びましょう。
※詳しくは、こちらをクリックしてください。

ユニバーサルデザイン配慮家電製品

操作性

機能の多い製品は操作箇所が増えますが、特に家族全員で使用する場合、基本的な操作が容易にできるか調べて選ぶと良いでしょう。

消費電力

熱器具など消費電力の多い家電製品は、定格を確認し、専用のコンセントから電源をとるようにしましょう。また、契約アンペア数(契約電流)を考える必要がある地域もあります。

大きさ(幅・奥行・高さ)

使用環境や使用する人の身長などを考慮して決めましょう。

考慮する点

  1. 幅・奥行・高さだけでなく、家電製品の種類によっては放熱などの理由から製品の周囲に指定された空間を確保する必要があります。必ず、据付必要寸法を確認しましょう。
  2. また、電源用のコンセントまでの距離や設置場所によっても制約が生じますので購入前に販売店にご相談ください。
  3. 大型の家電製品の場合は、据え付ける場所の床の丈夫さが問題になり、なんらかの補強(板を敷く等)を必要とすることもあります。
  4. 大型の家電製品は、搬入経路を確保できるか、据付ができるかどうかも検討しましょう。
  5. 部屋の大きさ、使う人の身長によっても選択サイズが変わる場合があります。
  6. 水が必要な機器は、蛇口の形状により別売品が必要であったり、設置自体ができない場合もあります。また排水が必要な機器はそれができるかの事前確認も必要です。購入前に販売店にご相談ください。

省エネ性

新しく購入する時や買換えには、省エネ性や地球環境に配慮しているかも考慮しましょう。メーカー各社は、使い勝手や機能とともに省エネ性能の高い製品の開発に力を注いでいます。日常使用している家電製品を最新の省エネタイプに置き換えた時の効果を試算してみました。

省エネ家電への買換え時の年間消費電力量低減効果(単位:kWh/年)

※省エネサイトから引用

家電と地球温暖化 | 地球温暖化と対策 | 省エネ家電 de スマートライフ -温暖化の影響と防止- (一般財団法人 家電製品協会) (shouene-kaden2.net)

※詳しくは、こちらをクリックしてください。

省エネ家電で温暖化防止 | 省エネ家電 de スマートライフ -温暖化の影響と防止- (一般財団法人 家電製品協会) (shouene-kaden2.net) しんきゅうさん

ライフスタイルを考えて選ぶ

それぞれの家電製品の特長をつかみ、ライフスタイルに合わせた製品を選ぶことが大切です。

考慮する点

  1. 家事の時間が早朝や深夜になることが多い家庭の場合運転音が静かな製品や、タイマー設定できる製品など、家事の自動化に役立つ種々の製品があります。
  2. ご年配の方や、手間をかけずに使いたい方の場合センサーにより種々の環境条件を検知し、最適な運転をする製品が増えています。
  3. 便利から快適に生活を便利にし、家事の手間を省く生活改善の製品から、より快適な生活環境を作り出す環境改善型の製品が増えています。

5W2Hで選ぶ

家電製品の選択にあたっては、5W2Hの手法を使い使用する家族の意見を交換し、機種を決定する方法があります。以下の各項目について意見を交換し、導き出した結論に基づいて購入する機種を決めるとよいでしょう。

When いつ
どのような時にその家電製品を使うのか。
Where どこで
どのような場所(居間か、台所か、 寝室か、子供部屋か、 書斎か)で使うのか。
Who だれが
どのような人(児童か、成年か、 熟年か、高齢者か、また男女の別)が使用するのか。
What なにを
家電製品は、どんな機種のものにしたら最も良いか。
Why なんのために
その家電製品の使用目的はなにか。
How どのように
どのような使用環境でその家電製品を使うのか。
How どのくらい
費用は? 予算に対して 購入費用は適当な範囲に収まるのか。

購入の際に知っておくと役立つこと(安全に関するマーク)

安全な製品かどうか見分けることのできるPSEマークを確認しましょう

電気製品の安全性について規制する法律、「電気用品安全法」によって、国で規制している電気製品にはPSEマークといった安全マークを表示することが義務付けられています。

PSEマーク‥法律で義務付けられているもの

PSEマーク

法律で指定された電気製品について、製造・輸入事業者が安全確認をはじめとする法律に基づいた手続きを行ったときに表示できるマークです。 代表サンプルについて、法律で定められた機関での定期的な安全確認が義務づけられています。

※詳しくは、こちらをクリックしてください。

特定電気用品(116品目)一覧 - 電気用品安全法(METI/経済産業省)

PSEマーク

法律で指定された電気製品について、製造・輸入事業者が安全確認をはじめとする法律に基づいた手続きを行ったときに表示できる自己宣言のマークです。

※詳しくは、こちらをクリックしてください。

特定電気用品以外の電気用品(341品目)一覧 - 電気用品安全法(METI/経済産業省)

Sマーク‥第三者機関に安全性を確認してもらったもの

製造事業者や輸入事業者が第三者の認証を受けた電気製品に表示できる安全マークです。 
※詳しくは、こちらをクリックしてください。

電気と安全な暮らし | 一般財団法人 電気安全環境研究所 (jet.or.jp)

購入の際に知っておくと役立つ豆知識

オープン価格

カタログや店頭POPで見かける「オープン価格」とは、メーカー側が希望小売価格を具体的に定めていない価格のことです。近年、普及がすすんでいる製品は市場において値頃感のイメージがあり、メーカー希望小売価格があまり必要とされなくなってきました。逆に、メーカー希望小売価格と実勢価格がかい離すると、消費者の判断を誤らせる情報となる恐れがあります。そのためメーカー希望小売価格を定めない製品が多くなり、それらの製品は「オープン価格」と表示されます。

モデルチェンジ

一般的にモデルチェンジとは、製品の一部、あるいは大きく変更・改良し、新しいタイプのものを販売することを言います。家電製品では、各メーカーともユーザーの声を聞きながら、常に安全で使いやすい商品の開発を進めています。特にここ最近は、環境重視の意識の高揚や資源有効利用促進法による行政の規制・指導や技術の進歩により、省エネや地球環境に配慮したモノづくりを行っています。

原産国表示

公正競争規約、本体の必要表示事項第8条において、事業者は、家電品の本体に電気用品安全法及び家庭用品品質表示法に基づく表示を行うほか、次に掲げる事項を施行規則で定めるところにより、明瞭に表示するように定められています。
「原産国名(国名で表示することが適切でない場合は、原産地名)。ただし国産品であるものについては除く。」と定められています。
なお、ここでいう「原産国」とは、その家電製品に本質的な性質を与えるために充分な、実質的な変更をもたらす製造又は加工を最後に行った国をいいます。

インターネット取引で家電製品を購入する際のご注意

インターネットで購入の際は、必ずPSEマークの表示が付されているかお確かめください。
誤って表示のない対象製品をご購入された場合、安全性が確認されていないので、注意が必要です。

※詳しくは、こちらをクリックしてください。

出典元:経産省「インターネット取引における製品の安全確保について」より

※詳しくは、こちらをクリックしてください。

METI:PSマークの表示