EDI標準化仕様

第1章 家電業界における流通情報化への取り組み

2. 標準EDIフローと受発注システム比較

(1)家電業界標準EDIフロー

標準化が制定されたEDIを流通企業とメーカーとの間で発生する業務の中で対比させると図の様になります。
但し、紙面の関係で全ては盛り込めないこと、業務の名称や流れもここに記載したものが総てではないことは予めご了承ください。

家電業界標準EDIフロー

(2)家電業界の受発注システム

 
E-VAN
(家電VAN)
R-VAN
(リアルタイムVAN)
R-Web
(インターネット型VAN)
FAX-OCR
(OCR注文書をFAX)
主な運用目的と対象

EDIの実現

  • 発注(一括・補充)

店頭での利用

  • 発注・納期指定発注
  • メーカー在庫照会

店頭での利用

  • 発注、納期指定発注
  • メーカー在庫照会

店頭での利用

  • 発注
接続先
VANまたは各メーカーへ送信
メーカー共同VANへの接続
メーカー共同WWWサーバーへの接続
各メーカー受注センターの指定ダイヤルへ送信
通信方法
VAN経由データ伝送
VAN経由リアルタイム接続
WWWサーバー経由リアルタイム接続
公衆回線(FAX)
伝送頻度
バッチ一括
都度
都度
都度
端末・設備
ホストコンピューターオフコン、サーバー
POS、ホストコンピューター、オフコン、サーバー等
インターネットブラウザ
FAX
運用メリット
  • 事務手続の軽減
  • 正確で迅速な手配
  • データ管理の実現
  • リアルタイムな商品手配
  • 在庫、納期の確認
  • 休日、夜間の利用
  • リアルタイムな商品手配
  • 在庫、納期の確認
  • 休日、夜間の利用
流通側のシステム化が無くても可能
電話問合せ時間等のロスタイムの削減
制約事項

対応伝票

  • 統一伝票E様式

対応伝票

  • 統一伝票E様式
  • CS伝票タイプI型

1回の発注は3明細

対応伝票

  • 統一伝票E様式
  • CS伝票タイプI型

1回の発注は6明細

OCR用紙への手書き記入が必要

これらのシステムの対応状況はメーカーごとに違いがありますので、具体化にあたってはメーカー、流通企業双方で詳細な打ち合わせが必要になります。

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