EDI標準化仕様

第2章 E-VAN標準化内容

8.実売データ

(1)概要

実売データは流通企業からメーカーに対して、流通企業内の店舗売上情報をデータで日々提供するものです。

(2)運用上の注意点

[1]
基本運用
実売データは日次での作成・提供を基本とし、以下の要領でヘッダー日付をセットします。

(項番5)データ日付年月日:流通企業の売上日(POS売上日)とする。
(項番16)対象期間 開始日:同上。
(項番17)対象期間 終了日:同上。

[2]
例外
上記[1]での対応が困難な場合には週次・月次データでの作成・提供も可能です。
その場合は以下の要領でヘッダー日付をセットします。

(項番5)データ日付年月日:対象期間の終了日をセット。
(項番16)対象期間 開始日:対象期間の開始日をセット。
(項番17)対象期間 終了日:対象期間の終了日をセット。

例)2003年10月1日から2003年10月7日までの実売データを累計し提供する場合は以下の通りです。

(項番5)データ日付年月日:「031007」
(項番16)対象期間 開始日:「031001」
(項番17)対象期間 終了日:「031007」

尚、月次の場合も上記に準じてセットします。

(3)実売データフォーマットの説明

[1]ファイルヘッダー

○・・・必須、△・・・任意、×・・・不要(スペース)

No
項目
タイプ
開始
位置
桁数
(バイト)
必須

任意
内容
1
レコード区分
X
1
1
"P"
2
データ種別
9
2
2
"11"
3
データ
処理
年月日
9
4
6
処理日付(西暦:yymmdd)
4
時刻
9
10
6
処理時刻(hhmmss)
5
データ日付年月日
9
16
6
①日次データ作成時:POS売上日
②週次・月次データ作成時:対象期間の終了日
(西暦:yymmdd )
6
データ
送信側
センターコード
9
22
6
送信側の共通取引先コード
7
予備
9
28
2
"00"
8
最終
送信先
センターコード
9
30
6
最終送信先の共通取引先コード
9
予備
9
36
2
ステーションアドレス(双方取り決め)
10
直接
送信先
センターコード
9
38
6
8項同様またはALLゼロ(通常はALLゼロ)
11
予備
9
44
2
9項同様またはALLゼロ(通常はALLゼロ)
12
レコードサイズ
9
46
3
"256"
13
レコード件数
9
49
6
ファイルヘッダーを含む1ファイル内のレコード件数
14
自由使用欄
9
55
5
双方取り決め事項
15
取引先コード
9
60
6
発注企業指定の仕入先コード
(サプライヤーの共通取引先コード)
16
対象
期間
開始日
9
66
8
実売データ抽出開始年月日(西暦:yyyymmdd)
17
終了日
9
74
8
実売データ抽出終了年月日(西暦:yyyymmdd)
18
余白
X
82
175
×
使用不可(スペース)
 
 
 
 
256Byte
 
 
[2]明細レコード

○・・・必須、△・・・任意、×・・・不要(スペース)

No
項目
タイプ
開始
位置
桁数
(バイト)
必須

任意
内容
1
レコード区分
X
1
1
"B"
2
データ区分
9
2
2
"11"
3
店舗コード
X
4
6
取引先の店舗コード
4
ループ数
9
10
1
下記の「商品1~4」でデータが存在する数(1~4)
5


1
商品コード識別区分
X
11
1
"T":標準,"F":短縮,"I":インストア
6
商品コード
X
12
13
JANコード、または商品コード
7
型番
X
25
20
メーカー使用型番
8
実売数量符号
X
45
1
実売数量の"+"または"-"符号
9
実売数量
9
46
6
対象期間内の累計販売数量
10
実売金額符号
X
52
1
実売金額の"+"または"-"符号
11
実売金額
9
53
10
対象期間内の累計販売金額
12
商品2
63
52
商品1と同じ構成とする
※データがない場合はスペース
13
商品3
115
52
14
商品4
167
52
16
余白
X
219
38
×
使用不可(スペース)
 
 
 
 
256Byte
 
 
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